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10/10日のコメントレス 

長くなったのでこっちに書きますね。何気ないコメントに長文&マジレス続きでうんざりすると思いますが、好きで書いてるだけなので真面目に返答しなくていいです。
>もみじさん
むう、そう言われてみれば確かに。気付かんかった。
以下は主観による説明なので信憑性はないんだが。

まず、「ドラマがやってた」の「やってた」は「やっている」の過去形。「やっている」という動詞は、「やる」という動作動詞と「いる(進行中を表す)」という状態動詞(*)の複合動詞です。「やる(=演る)」は、ここでは「放送する」の意味ですから他動詞で、他動詞の主語が非人称の「ドラマ」じゃ、確かにおかしい。

ポイントは「いる」という状態動詞が後にくっついていることです。これはbe動詞みたいなものですから、自動詞的に使えます。「ドラマがいる」はちょっと違和感がありますが、「りんごがいる」なら中二病末期にはよくあることだし、「いる」の類似語である「ある」なら「ドラマがある」で問題ないと思います。

複合動詞の性質は、後部接続語(*)に依存すると聞いたことがあるので、「ドラマがやっている」という使い方自体は間違ってません。問題は、本来他動詞である「やる」が非人称名詞に使われていることですね。ここから飛躍しますが、元は「ドラマがやられている」という受身の形だったのが、口語上の簡便化で「やっている」に変化したんじゃないかと。

それと、わざわざ言葉を変えてまで「~がやっている」というのを遣いたがったのは、語の強調のためだと思います。「~をやっている」という、目的語的な使い方をされると、つい文の外にその主体者を求めませんか?誰がだよ!という風に。同様に、「~がやられている」という受身文も同じです。その点、「~がやっている」だと、文中に主体者がいます。何をだよ!という疑問は、自動詞の場合却下できます。こちらの方が文として完結してるから、より「ドラマ」という語が強調できるんです。

文という形式を成立させるためにどういった要素が必要か、という問題は言語学を専門にやってる人に訊いてみないとわかりませんが、主語の重要度は高いと思います。日本語で主語が省略されていることが多いのは、言わなくても判るからです。「ケーキを作った」と言われれば、話してる人が作ったことが判りますからね。

まとめると、「ドラマがやっている」は状態動詞だからおk、「~を」ではなく「~が」を使うのは強調のため、だと思います。

あと、日本語として正しい、正しくないという話はナンセンスだと思います。言語の正しさは「通じること」で、それは多数決だから論理じゃないと思うんですよ。世代間やコミュニティによって使われる言葉は違いますから、テレビで「最近の若者は~」と言われていると、生態学の地理的隔離や生殖的隔離みたいに、言語的隔離がおこったんだなあ、という気になります。

なんかすごく上から教えるような書き方になってビキビキきたかも知れません。申し訳ないお( ^ω^)
ちょっと興味があったからついたくさん考えて、その分偉そうに語ってしまった。今は反省している。

(*は便宜上の呼称で正式なものではないです)

>クッシー
男の性問題の方がクローズアップされるには二つ理由があって、一つは社会が未だに男社会だから。女が主体となって発言、発信するというのは長い間はしたないこと考えられてきた。最近では女性が社会の中で主体者として活動し始めたけど、それもマジョリティの女性の場合だけ。

レズビアンの人の本に、「未だに女性の性というのは無いことになっている。レズビアンなんて、アダルトビデオにしかい生息しない、想像上の生き物だと思っている人達がたくさんいる」って書いてあった。最初に読んだ時は「んなことねーよ」と思ったけど、例えばテレビでFtM(女→男)の人を見たとき、無意識に「女の人もがんばってんのね」と思ったことがある。あくまで「男のふりをした女」という意識の範囲を出ない。すごく嫌な言い方をすると、「結局女は女だろ」という感じ。

男の側が思っている以上に、男は男根主義が染み付いている。「女は女らしくするべき」っていう考えは、例えばコンビニにだらしない女の客が来た時と、なよっとした男の客が来た時の感じ方でわかるんじゃないかな。男根主義が染み付いてるのは女もいっしょで、社会が男の価値観で決められてるんだから仕方無いと思うんだけど。

と、あんまり男の側が加害者ぶると、女の側から「思いあがんな」といわれそうだな。女の人の側が踊らされてやってる、という捉え方もできるわけで。

あと、女性の性が表に出てこない二つ目の理由は、男社会の抑圧の他に、女性が自分を隠したがるというのも挙げられると思う。

女の人というのはコミュニティ単位で動くことが多い。無理矢理生物学的に説明すると、女は群れていてもデメリットが少ない。むしろ互いに助け合うことで生存しやすくなる。男は競争しなきゃいけないから、群れてたらやってけない。この辺が影響してるのかしてないのか、女の人は集団でうまくやっていくために、自意識が発達していると聞いたことがある。自分がどう見られているのか、ということにとても気を遣う。

だから女の人は擬態する。オタクであること、腐女子であること、レズビアンであることなど、敢えて言わなくてもいいことは言わずに、集団に擬態する。そんなわけで表に出てこないんじゃないかな、と。外国の場合はもっと自己主張が激しそうだから違うとは思うけど。

中性的な魅力って、確かにあるよね。なんというかな、判断に迷ってるのか知らないけど、のうみそがブレる。つり橋効果に近いような遠いような。ドラマの主人公も、肩幅がけっこうあったり、大声を出すと声が割れたりするんだけど、むしろそれがいいと思うんだ。

あと、男が好きか女が好きかみたいなのはグラデーションなので、性同一性障害だからって必ず精神的異性を好きになるわけでもないと思う。自分より異性的な同性に会えば、性別関係なく好きになるもんなんじゃないかな。


>1へぇ
感情と言動を切り離すことができれば、他人を傷つけずに済むよね。その代わり自分がしんどいんだが。

おまえの女装が想像つかんのだが……。今度えひめ帰った時、あおちゃんにやってもらおうぜ!

>ami
なんだなんだ相続税でも入るのか?

ドラマとしてのクオリティは低かったけど、問題提起するだけならまあ及第点じゃないかなー。多少極端にしないと、初めて見る人には問題意識が芽生えないと思うし。

ああいう障害を取り扱ったマスメディアに不謹慎さを感じるのは、むしろ腫れ物に触らない日本人の習性なんじゃないかと。好奇心丸出しで見るワイドおばさん達は論外として、ある程度他人の痛みが解る人なら、「そんな風に演出しちゃって大丈夫かしら、誤解が生まれるんじゃないかしら、過去の傷を抉り出してるんじゃないかしら」と思うし、そうしたマスメディアの罪がマジョリティである自分の罪悪感に繋がる。

偏見が多いから、自分もその立場にならないようにしようと思うあまり、過剰に気を遣うのも差別の一部なんだよな、と昔思った。


>鉄球
性転換症っていう呼称があるんだねー。知らんかった。たぶん、授業で習ったんだと思うからそれが正しいんだと思うんだけど、巷間で言われてる性同一性障害は、イコール性転換症だと思う。ここの「特徴と類似概念」というところにもあるけど、性同一性障害が他の症例を内包してるんじゃなくて、並列関係にある。

で、鉄球が言ったのは医学的な分類だろうから正しいとは思うんだけど、疑問がある。性同一障害ってのは、読んで字のごとく性の同一性に障害があるってことだよね。同一性の障害ってのは不一致ということ。じゃあそれに同性愛や異性装者を含めてよいかというと、違うと思う。

同性愛者は、自らの性が「本来愛するべき性」と一致しない性を愛するわけだけど、それは他人から見てだよね。本人は不一致なんて思ってないよ。周りが不一致だと決め付けてるだけで。異性装もそう。同一性の障害は自分で乗り越えられる。障害になってるのは自分や周りの価値観であって、病理学的な問題じゃない。

だから両者を性同一性「障害」で性転換症と一緒にくくるのは無理があると思うんだよなあ。まあ、医者が分類したんだったら、もっと精神医学的なところで判断したんだろうけど。

なんか自分で書いてて気持ち悪くなってきた。僕は何様かと。
でも新しい発見もあったのでありがと鉄球。



あー疲れた。せいぜい知ったかぶりにならないよう、ちゃんと勉強しなくちゃ。

comments

全て細かくつまびらかに説明しやがった・・・!!( ̄ロ ̄;)
う~む、ジェンダーに関してはあんまり勉強してないからコメントできることは殆どないのだけど、マスコミの取り上げ方に関しては食パンの解釈で当たっていると思う。
テレビ(しかもゴールデンタイムだと)って大型のスポンサーばっか付くからその辺でも規制が多いのかしらね。
個人的には「オール・アバウト・マイ・マザー」とか「ボーイズ・ドント・クライ」などの映画を見たほうが余程深く問題提起出来ると思うのだけど個人的な趣味で言っちまってるわなわはは(^^;)。
でも君にはこの2作品是非見て欲しいし感想を聞かせて欲しい。
あ、因みにmixiデビューしました。ぐすこぶどりのマイミクに「疑り深いウルトラマン」の絵で乗ってるんで是非お越しくださいませ。
  • [2006/10/12 14:54]
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  • u
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 相続関係の話は今マジでイタイ家族解散しそうなんですあーっははっはははっっはははははははは
 今回のお話はベンチャーの社長の先輩が、年収3000万行きそうなんで節税対策とゆうお話これも違う意味でどこかのなにかがイタイですね

 性別に関する問題は、死んだ友達のことが絡んでくるのでかなりナーバスになるですよ
 そのうえ自ら限界を設定して手を抜いたが故にクオリティが低くなっている作品が大嫌いなので、結構むっとしたわけで
 難しいことは良く解らんのだが、性周辺に関する自分のポリシーとしては、
・身体の性別と精神の性別は必ずしも一致するわけではない
・精神の性別は男女様々なタイプがグラデーション的に存在している
・ホモかへテロかは身体の性別を基準にして考える
・異装という概念はない
こんなかんじだ

 食パンのいってる『自分より異性的な同性』ってのは、伏見憲明的な理想の回収が相互に成立する関係のこと?
  • [2006/10/12 23:33]
  • URL |
  • ami
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>U
この施川大好きっ子め。
映画かー。うん、ちょっと興味ある。映画を見る習慣が無いので腰は重いが、今はお金もあるし、借りてみるよ!
GIDじゃないんだが、『ハッシュ』という映画は良かった。もう知ってるかしら。

>ami
限界を設定する云々というのは、趣味でやってるサブカルと、商業でやってる作品の違いじゃないかと。
うむ、確かに、異性装という概念は男女2性を前提とした概念だね。
異性的同性については、その通り。ランボー×ランボーでも、より公家的な方が受けに回るという。ヘテロ×ヘテロだってあるんだということを言いたかった。
  • [2006/10/14 10:03]
  • URL |
  • 食パン
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  • [2006/10/14 23:32]
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