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メイデイズ 

"flower"という字面がきれいだと思った。思って、よく見てみると何の変哲も無い文字列に思えてきた。意味が文字をきれいに見せたのかも知れない。

響きはきれいだろうか。「フラワー」

最初に花を見てフラワーと呟いた人は、何の花を見たのだろう。小さな草花のような気がする。それとも、フラワーは総称だから、物と音が一対一の感性で結びついたものではないのかも知れない。

そう言えば、スパッツはレギンスという言葉に置き換わっているらしい。響きがダサいから捨てられたのか、使い古されたから捨てられたのか。消耗品としてベルトコンベアーに載せられる言葉の列が浮かんだ。


* * *

マリアの心臓という人形館に行ってきた。現地へ着くと、「人形館」とは言えないほど小さなビルの地下の一室だった。昭和の歌曲が流れる中、十二畳ほどのスペースにところ狭しと並べられた人形を観て回る。

恋月姫の人形は、本で見た時には単なるきれいな人形としか思えなかったが、実際に見るとその美しさにクラクラしてしまった。造形の美しさだけなら、やはりトップクラスだと思う。

木村龍という人形作家の作品はここで初めて目にしたのだが、かなり良かった。上半身だけの人形の、腰の関節がガラスになっていて、中に金魚がいる作品。すばらしい。人形が伏し目がちなのもよい。何を隠そう私は伏し目スキーなのだ。

そして憧れの可淡人形。展示されていたのは虫羽根の少年と天を見上げる少女を含め、小型人形が4体、和服を着た大型の人形が一体、三つ足の猫の人形が一体。その一角だけ空気が違った(当社比)。感想を書き残しておこうと思ったけど、何も言えねえ。

四谷シモンや三原悦子の作品も観つつ、帰ろうとしたら素人さんが自分の人形を館主に見て欲しいと交渉しているところに遭遇。生憎館主は不在だったみたいだけど、便乗して人形を見せてもらった。高3でこのために仙台から上京してきたらしい。うおっ、まぶしっ!自分も早く手をつけないとな。

と思いつつ人形は後回しにしております。今は別の物に手をつけているので。分野はなんでもいいから、一つずつ完成させていこうと思う。

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