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狂四郎2030(徳弘正也)

狂四郎2030

ょっと前にスーパージャンプで連載されていたマンガで、ジャンルは一応、近未来SF。作者の徳弘正也は、かの有名な『ジャングルの王者☆ターちゃん』 の作者でもあるんだけど、「ターちゃんの作者だよ」って言うと多くの人は敬遠するんじゃなかろうか。それほどまでに『ターちゃん』 は下ネタ満載のお下劣ギャグと、汗臭い絵柄が特徴的で好みが分かれる作品だった。まあ、イメージが定着するほど有名になったとも言えるけど。
そんな下ネタ大好きの作者が描いたこのマンガ。しかし『ターちゃん』 とは一味違う。

は2030年。人口爆発による食糧の枯渇で勃発した第三次世界大戦の終戦から5年後。日本政府は食料を確保する為の人口抑制策として、『男女隔離政策』をとる。これに加えてほとんどの国民は強制的に農業に従事させられ、そうした労働階級を軍部が統治するという軍国主義の国になった。こうして文章にすると荒唐無稽だけど、きちんともっともらしい説明がなされている。
そんな状況なのでいつ農民の間で暴動が起こってもおかしくないんだけど、日本政府は国民に『バーチャルセックスマシーン』を与え、その中で理想的な恋愛をさせることによって攻撃性を鎮めていた(これで鎮められると思う辺りに作者の性格が…)。主人公の狂四郎もそうしたバーチャルセックスに熱中する青年。しかしある時、その仮想世界の中での恋人の"志乃"が、実世界に存在するということが解る。女性は政府の中枢機関のプログラマーで、ネットワークを介して狂四郎のバーチャル世界に侵入していたのだ。それを知った狂四郎は志乃に会いに行く旅に出る。

近未来SFの皮を被った純愛ストーリー

あらすじを読むと分かる通り、このマンガは恋愛マンガだ。旅の道中、社会的背景やこのマンガのもう一つのバックボーンである『ゲノム主義』も絡めた重たいショートストーリーが挟まれて、それがまた胸に訴えるものがあるんだけど、最終的にはヒロインを助けに悪の城を目指すヒーローの話なのだ。作者は後書きで「近未来版ロミオとジュリエット」と表現している。
作風としては『うしおととら』などの藤田和日郎に似ていると思う。藤田和日郎が少年マンガの王道なら、徳弘正也は青年マンガの王道だろうか(エロス&バトル重視という点、悲惨な結末が多いという点で)。ともかく最近では数少ない"燃える"マンガである。

一般的な評価

ネットでぶらっと見て回った限りでは、評価は概ね良好だ。絶賛とまではいかないけれど、前作が『ターちゃん』だっただけに、その変貌ぶりに驚いた人が多い印象だ(僕もそうだけど)。中には、「エロ&グロを抑えて画風がさわやかだったら、手塚賞に当然ノミネートされていたはず。」と、褒めてるのかなんなのかよく判らないコメントもあった(受賞じゃなくてノミネートかよ!)。

個人的な評価は3.8/5.0。全巻揃えて家に置いてもいいと思えたマンガだ。残念な点は、土台となるSF設定の作りが甘い点かなあ。突拍子もなくって夢イッパイのワクワク青年の心はくすぐるけど、リアリティに欠けるから、ストイックな人はハマりきれないかも知れない。ラストも賛否両論か。あとはまあ、作者がエロ大好きすぎてお腹いっぱいになることが多かったのも難点だけど、それより何よりアツいマンガが読みたい人には超オヌヌメしておく!着払いでいいなら送るぜ!でも割れ厨は自重な。

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見出し要素やらドロップキャップやら、「ブログっぽい」デザインを試した。fc2ブログはなぜか最近ソースが見れなくなってしまったんだが、ドロップキャップはdivで囲ってfloatで寄せた。通常は擬似要素の:first-letterで、その要素の最初の文字にだけスタイルを適用させる方法を使うらしいんだが、あんまり一般的じゃない要素を使うのはどうかと思って未使用。

それはそうと、自分は厨二病だが、周りは消二病が多い気がする。というか単刀直入にうんこ。うんこ大好き過ぎだろおまえら。
(´∀`)ノ≡●ウンコー

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社会人が生き生きとしているのは、毎日が死んでいるようなもんだから、たまの休みには生きることに対して盲目的になるんだろう。学生のように生きるべきか死ぬべきかの選択権などない。常に誰かが頭の後ろで「死ね」と囁いている中で身体に鞭打ってるんだから、無意識のうちに這い上がらないと淘汰されてしまう。ずっと感じていたエンジョイ社会人の不自然さがなんとなく解った気がする。

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