fc2ブログ

漫画喫茶 

土曜。姉が立川まで仕事で来たついでに、新宿で会うことになった。

和民が好き、という姉の一存で和民へ。とはいえ、僕も他に店の当てがない。
一年近く新宿で働いたけど、結局人を連れて行けるようなめぼしい店は見つけられなかったな。ジャズ居酒屋は見つけたけど、ごはんは置いていない。

* * *


終電が無くなったので漫画喫茶へ。

GRAN CYBER CAFE BAGUS(靖国通り店)
6時間1200円となかなか良心的なお値段(週末は+100円)。オープン席限定だけど、8時間1250円というプランも。

いつも行ってる池袋の910が8時間1700円だから、けっこう差はあるけど、910は清潔で全席個室なのがいい。前述のバグスもけっこうキレイだけど、席が無いとオープン席に回される。この日も姉と二人でオープンソファーだった。

* * *


07149681[1]バンパイア―昭和不老不死伝説/徳弘正也
スーパージャンプ/全5巻/2005年~

狂四郎2030の後に同雑誌で連載されていた漫画。不老不死の少女マリアと、その力を解明しようとする権力団体、マリアを神に祭り上げようとする宗教団体、三者の視点から、今の日本の現状と行く末を描いて……と、概観のテーマは大きいけれど、基本的にはマリアとマリアを守る超能力少年―昇一の恋心がメインに描かれている。


表の主人公はマリアと昇一だけど、裏の主人公として描かれるのが宗教団体トップの人物だ。彼は幼い頃マリアに育てられたため、不老不死を求める権力団体の欲望を悪ととらえ、人間の果てしない欲望に対しても憎悪を持っている。その信念でもって疲弊した日本でも革命を起こそうとしている。

しかし当のマリアは欲望も人間の一部であると言い、「天使たらんとする者は、同時に獣にもなる」という考えを持っており、その思想の違いが物語りの歯車になっている。

ただ、テーマの壮大さの割りには全5巻ということもあり、消化不良で完結してしまっているのが残念。続編として、『バンパイア―近未来不老不死伝説』も発刊されてるけど、昨日の漫喫には無かった。


個人的にマリアの言った、
「いーじゃん経済破綻したって。どん底から目標決めて這い上がるのは日本のお家芸でしょ」
という台詞に救われた。


* * *


s-259233533[1]エマ/森薫
コミックビーム/全10巻/2002年~

ついに読んだよエマ。
有名なので概説はいらんかも知れんが、簡単に言うと、イギリスの階級社会の陰を、メイドと貴族の恋を軸に描いたお話。

と書くと暗いんだが、基本的に誰も不幸にならなくて安心して読めるお話。脇役たちにもみんな少しずつスポットが当たるし、悲恋に終わった人にも新しい出会いがあるし、ほんとに不幸になったのはキャンベル子爵の愛人に手を出して社交界から追放されたあの青年くらいじゃないかしら。


ストーリーは、恋愛ものとしてはオーソドックスだけど(相思相愛だし)、作者も公言するように、この作品は作者のフェティシズムが壮大に発露したものなので、ストーリーよりも細々とした書き込みの精緻さが見所だ。何よりエマがかわいいので許す。エマかわいいよエマ。でも個人的な一押しはアデーレさん。ヴィルヘルム卿夫婦(右上の画像)も好き。愛よ。そうよ愛だわ。

* * *


漫画って、読めればいい漫画と、手元に置いておきたい漫画というのがあると思う。それぞれを分ける基準は人によりけりだと思うけど、僕は満喫で読める漫画は手元に無くていい。その分家も広くなるし、なんか人類の共通財産みたいで素適(てきとう)。

comments

submit_form















管理者にだけ表示を許可する

trackback

this_tb_url
http://albicetus.blog40.fc2.com/tb.php/547-4ef3e167