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先週の日曜から、新居に移り住んでいます。
同居人の2人は今は不在。土日は一人で75平米の家で暮らすことになります。



「頭の中で人を殺す」ということ。

週の半ばくらいに、ふっと思ったことがある。
裸の人間を紙に描いて、その人間を殺すことを、僕は許せるだろうか。
自己完結なのに問いかけの命題というのが邪気の香りがする。

1ページ目。ベッドに横たわる男。
2ページ目。まず腹を割く。正中線に沿って、よくある手術画のあれ。
3ページ目。内臓の中に泡だて器をつっこむ。スイッチを押す。動かないように手足にベルトを巻く。
4ページ目。片目をあぶり、片耳をそぐ。
5ページ目。飽きたので破砕機に入れる。

文面ならなんとも思わない。絵なら罪悪感が出るかも知れない。
映像ならどうか。フィクションなら人を殺すことに罪悪感は出ないだろうか。

仕事で赤い糸や恋空や恋極星に触れる機会があるが、みんな人が死ぬ。人が死ぬことが物語りの売りだから、仕方が無いんだが、今はどの小説でも人が死ぬ。殺さないと話が終われないような強迫観念。
話を終わらせるために人を殺しているのかも知れない。

オカルトもスピリチュアルも本質は同じで、宇宙より深海より、死が最も興味をかきたてるのかも知れない。
それでも広末がかわいいので、おくりびとは見るだろう。


契約をするのは、死ななくてもいいからかも知れない。
死ななくてもいい言い訳ができる。
結婚は、暫定的に一生を保障される。子育ては25年。家のローンは20年。
その間は、死ななくてもいいし褒められるだろう。
いつでも死ねるのに、死なないのは面倒だからで、そのだらしなさを埋めてくれるのが契約なのかもしれない。

だからそんな簡単に白血病にしないでくれ。
まだ生きて死ぬ夢を見させてやってくれ。
ある日突然404みたいにいなくならないでくれ。
今日も口臭を振りまいて他人に迷惑をかけようよ。
チラシの裏はまだ白紙で、額に飾って大事にしよう。
まだ白いまだ白い。希望を留保しておこう。
せめて物を買って、物を集めて、自分のフォーカスをぼかして、コスプレ、虚言癖、オタクの名前でモザイクをかけよう。
全部解ってることにしておいてね。


つまり、広末がきれいなのは僕が高校の頃から変わらないので、後のことはそこから計算して位置を割り出せばいいのだ。ミセス・アンドロイド、いつか老いたあんたに御礼を言いにいかないと。

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